シティーハンター

1987年にテレビアニメ化された「シティーハンター」は、北条司先生による原作漫画を基にした、ハードボイルドコメディアニメです。冴羽獠という凄腕のスイーパー(始末屋)と、そのパートナー槇村香が、新宿を舞台に様々な依頼を解決していく物語ですね。

獠の超人的な銃の腕前と女好きで軽薄な行動、そして香のツッコミや100tハンマーによる制裁は、当時多くの視聴者を魅了しました。原作漫画のファンはもちろん、アニメからシティーハンターの世界に触れた人も多かったのではないでしょうか。

目次

個性豊かなキャラクターたち

獠と香以外にも、魅力的なキャラクターがたくさん登場します。

例えば、海坊主。元傭兵で、現在は喫茶店「キャッツ・アイ」を経営しています。獠とは腐れ縁であり、時に協力し、時に対立する間柄です。

そして、野上冴子。警視庁の美人刑事であり、獠の情報源であると同時に、獠に想いを寄せているという複雑な関係です。

美樹も忘れてはいけません。海坊主のパートナーで、凄腕のスイーパー。クールな外見とは裏腹に、海坊主への深い愛情を抱いています。

他にも、獠の過去を知る人物や、香の友人など、様々なキャラクターが登場し、物語を彩ります。

忘れられない音楽

「シティーハンター」といえば、TM NETWORKの「Get Wild」でしょう。エンディングテーマとして、本編のラストシーンとシームレスに繋がる演出は、当時非常に斬新で、多くのアニメファンに衝撃を与えました。今でも「Get Wild」を聴くと、獠と香の姿が目に浮かぶという人もいるのではないでしょうか。

「Get Wild」以外にも、小比類巻かほるの「City Hunter〜愛よ消えないで〜」、PSY・Sの「Angel Night〜天使のいる場所〜」、FENCE OF DEFENSEの「SARA」など、主題歌・挿入歌ともに名曲揃いです。

幾度となく蘇る獠

「シティーハンター」は、テレビシリーズ4作に加え、TVスペシャル3作、劇場版アニメ5作が制作されています。

1990年代に制作された劇場版3作品(「愛と宿命のマグナム」「ベイシティウォーズ」「百万ドルの陰謀」)は、いずれもアニメオリジナルストーリーで、獠たちの新たな活躍を楽しむことができます。

2019年には、20年ぶりの新作劇場版「劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉」が公開されました。現代の新宿を舞台に、獠たちが活躍する姿は、往年のファンに大きな感動を与えました。

さらに、2023年には「劇場版シティーハンター 天使の涙」が公開。原作の重要な設定である「エンジェルダスト」を題材に、獠の過去や、海原神との因縁が描かれました。

時代を超えて愛される作品

「シティーハンター」は、80年代を代表するアニメ作品の一つとして、多くの人々に愛されています。獠のカッコよさ、香の健気さ、個性豊かなキャラクターたち、そして心に残る音楽の数々。

時代が変わっても色褪せることのない魅力が、「シティーハンター」にはあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次